プロローグ ~イタジイの森~
家のない若かりし
イソヒヨドリに、
イタジイの森がそっと教えてくれました。
「あなたはひとりじゃないよ。こんなに大きな家があるじゃない。
わたしもおなじ。沖縄島がおうちよ。」
イソヒヨドリは目からウロコでした。
「そうか、生まれた沖縄島が自分のおうちなんだ。」
そう思った日から
イソヒヨドリは
自分に自信が持てるようになりました。
毎日のくらしを頑張れるようになり、そして親に甘えるかのように、
何度も
イタジイの森に逢いに行くようになりました。
イタジイの森に逢いに行く路には、
青い海やサンゴ礁、きらめく自然や仲間たち、
ときおり遠くからやって来た綺麗な鳥たちに出逢えるのでした。
イソヒヨドリこと磯ひろりは、
沖縄でイラストや似顔絵描いたり写真撮ったりしています。
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